こんにちは😀
以前、javaの有償化に関して書きましたが、自分の中で混乱していたことがあったのでまとめてみたいと思います。
Oracle JDK とOpenJDK
JDK(java development kit)とは、javaの言語用開発キットです。
JDKを分けるとすると、以下の3つあります。
JDK | 有償/無償 | 特徴 |
無償版Oracle JDK | 無償 | Oracle社提供 |
有償版Oracle JDK | 有償 | Oracle社が提供し、サポートあり |
OpenJDK | 無償 | コミュニティによるオープンソース |
今のところはOracle JDKとOpenJDKの違いは微差なようですが、Oracle JDKとOpenJDKは交換可能になるとのことです。
無償のOracle JDKは確かバージョン10で終了になるので、今後は有償サポートのOracle JDKと無償のOpenJDKになり、切り替えも自在になるということでしょうか。
なお、OpenJDKは今後半年のサポート対応になります。
個人で使用するならともかく、仕事となると設計中や開発中にサポート期間が終了してしまいそうです。
それに対して、Oracle JDKはバージョン11であれば、LTS(Long Time Support:長期サポート)になります。
Oracle JDKの無償が終わっても、OpenJDKが使えると思いましたが、半年おきにサポート対応が必要となるとそのためのコストや時間がかかってしまい、商業用のシステムへの適用はあまり現実的ではないかもしれません。
有償のOracle JDKは、3年間サポートを受けられるので、こちらであればシステムの開発や保守は突如発見される脆弱性の対応に振り回される心配や労力を考える必要は無いようです。
他社の対応に関して
ただ、Red Hat社のOracle JDKが同梱されているRed Hat Enterprise Linuxであれば、まだRed Hat社のサポートという形で使用継続はできるかもしれません。
サイトを見る限りでは2020年まではサポート対象とありますが、それ以降はOracle社のようにいくか、無償を継続するかは発表を待たないとわかりません。
他社でもOracle JDKを使用している統合開発環境があるので、今後サポート体制をどうしていくかも営業上の戦略になっていきそうです。
最後に一言・・・
上記は個人の感想も入っているので、今後どうなるかはOracle社のサイトも含め新たな情報をキャッチしていく必要があります。
今まで、オープンソースは無料のイメージがありましたが、今後その傾向も変わっていきそうです。
あと、今回はOracle社のサイトとRed Hat社のサイトを参考にさせていただきました。
今回はここまで🤚
では、また次回。
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