【IT入門】システムの性能に関して

IT入門

こんにちは😀

今回は、システムの性能に関してまとめました。
システムの良し悪しを評価する指標としては、スループット・レスポンスタイム・ターンアラウンドタイムが用いられます。
それぞれみていきます。

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スループットとは

単位時間あたりに処理できる仕事量をあらわす指標をスループットと言います。
この数字が大きいほど処理性能が高いと判断できます。
単位時間というのは、例えば1秒間にどれだけでデータを処理できるかということになります。
スループットは、仕事を処理できる量が大事になってくるので、別処理の処理待ちや確認待ちが途中で入ったりするとスループットは下がります。

レスポンスタイムとは

コンピュータに処理を依頼し終えてから、実際に何らかの返答があるまでの時間をレスポンスタイムと言います。
例えば、コンピュータが処理の依頼を受けて、コンピュータ内で要求された処理を実行し、依頼元に処理を応答するまでの対応時間を意味します。

ターンアラウンドタイムとは

コンピュータに処理を依頼し始めてから、その応答が全て返ってくるまでの時間をターンアラウンドタイムと言います。
依頼開始を含めて、処理の終了までの一連の処理に要する時間を意味します。
コンピュータ内での処理時間を計るレスポンスタイムとの違いは、そのコンピュータ内も含めて、依頼元の依頼処理と処理後の受け取りまでの時間をターンアラウンドタイムは含みます。

システムの応答時間が重視されるオンライントランザクション処理では、レスポンスタイムが評価指標として用いられます。
それに対して、一連の処理をひとまとめにして実行するバッチ処理では、ターンアラウンドタイムが評価指標として用いられます。

システム停止回避に関して

また、企業内のシステムは障害が発生した場合でも業務を継続できる信頼性が求められます。
その信頼性を高める方法として、2組のシステムを構成するなどの手法が用いられます。

デュアルシステム

全く同じ処理を行うシステムを2組用意して構成する手法をデュアルシステムと言います。
この手法では、2組のシステムが同じ処理を行いながら、処理結果を互いに付き合わせて誤作動をしていないかを監視します。

デュプレックスシステム

2組のシステムを用意し、正常運転中は片方を待機状態にして置く手法をデュプレックスシステムと言います。
正常運転中を主系、待機状態のシステムを従系と言います。
このシステムでは、主系が正常に動作している間、従系ではリアルタイム性の求められないバッチ処理などの別作業を行います。

 

今回はここまで🤚

では、また次回。

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