こんにちは😀
今回は、TCP/IPネットワークのその④になります。
なかなかネットワークは奥が深いです。
前回は、DHCPやNATをまとめました。
今回は、ドメインやプロトコルをみてみます。
ドメイン名とDNSに関して
IPアドレスは数字の羅列になりますが、それに対して文字を別名でつけたものをドメイン名と言います。
表現する場合は、以下のようになります。
www.test.co.jp
この形式は馴染みがあると思います。
「www」は「コンピュータの名前」、「test」は「組織の名前」、「co」は「組織の種類」、「jp」は「国の名前」を意味します。
このドメイン名とIPアドレスとを関連付けして管理しているのがDNS(Domain Name System)になります。
IPアドレスを問い合わせるとドメイン名が返ってきて、ドメイン名を問い合わせるとIPアドレスが返ってきます。
ネットワークを診断するプロトコルに関して
TCP/IPのパケット転送において、発生した各種エラー情報を報告するために用いられるプロトコルをICMP(Internet Control Message Protocol)と言います。
通信エラー発生時には、その発生場所からパケットの送信元に対して、ICMPによってエラー情報が通知されます。
これにより、発生した障害内容を知ることができます。
ICMPには、他にエコー要求/応答のようなネットワークの診断に用いることのできるメッセージもあります。
このICMPを用いてネットワーク検査コマンドとして、以下の2つがあります。
ping
指定のコンピュータまでパケットが届くかを試すことで、ネットワークの疎通を確認できます。
traceroute
指定コンピュータに到達するまでの間、辿ってきた経路を調査できます。
ネットワークを管理するプロトコルに関して
ネットワークを構成するルータやスイッチなど、様々な機器の状態や設定を管理するために用いられるプロトコルをSNMP(Simple Network Management Protocol)と言います。
管理する側をSNMPマネージャ、管理される側をSNMPエージェントと言います。
SNMPエージェントは、MIB(Management Information Base)と呼ばれる一種のデータベースを持っており、ここに管理する情報を蓄積します。
マネージャとエージェントの間では、PDU(Protocol Data Unit)というコマンドにより情報のやり取りを行います。
マネージャからは、次のPDUを発行してエージェントのもつMIB情報の取得や設定変更を行います。
今回はここまで🤚
では、また次回。
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