こんにちは😀
前回、TCP/IPに関してまとめましたが、今回はその続きです。
IPアドレスのクラス
IPアドレスは、使用するネットワークの規模によって以下の3つのクラスに分けられます。
それぞれ、32ビット中どれだけをネットワークアドレス部に割り振るかが異なります。
また、ホストアドレス部がネットワークアドレス(全て0)とブロードキャストアドレス(全て1)は予約されているアドレスのため、割り当てには使用できません。
クラスA:大規模ネットワーク用
0.0.0.0~127.255.255.255
この場合は、ネットワークアドレス部は8ビット、ホストアドレス部は24ビットになります。
そして割り当て可能なホスト数は、16,777,214台になります。
クラスB:中規模ネットワーク用
128.0.00~191.255.255.255
ネットワークアドレス部は16ビット、ホストアドレス部も16ビットになります。
そして割り当て可能なホスト数は、65,534台になります。
クラスC:小規模ネットワーク用
192.0.0.0~223.255.255.255
ネットワークアドレス部は24ビット、ホストアドレス部は8ビットになります。
そして割り当て可能なホスト数は、254台になります。
ブロードキャストに関して
同一ネットワーク内の全てのホストに対して、一斉に同じデータを送信することをブロードキャストを言います。
ホストアドレスが全て「1」であるブロードキャストアドレスを指定すれば、全員宛と認識されます。
この全員宛というのは、該当のネットワーク内とパケットを受信したスイッチに繋がるポートのネットワークを指します。
サブネットマスクに関して
社内の部門ごとにネットワークを分けたい場合などに、サブネットマスクを用いてネットワークを分割することができます。
サブネットマスクは、IPアドレスのどこからどこまでをネットワークアドレスとみなすかを指定できるビット列のことを言います。
各ビットの値によって、IPアドレスのネットワーク部とホストアドレス部を再定義することができます。
10進数表記が「255.255.255.0」の場合、2進数表記では「11111111.1111111.1111111.00000000」となります。
ここで、「1」で構成されている部分がネットワークアドレス部となり、「0」で構成されている部分がホストアドレス部となります。
例えば、サブネットマスクが「255.255.255.192」の場合、
2進数で表記すると「11111111.11111111.1111111.11000000」になります。(赤字がネットワークアドレス部、青字がホストアドレス部)
この条件で、以下の3つのアドレスがある場合
①「172.16.255.164」
②「172.16.255.180」
③「172.16.255.228」
頭3バイトは共通しているので4つ目を2進数に変換します。
①10100100
②10110100
③11100100
上記から、ネットワークアドレス部が同じ①と②は同じネットワークに属し、③は別のネットワークに属することがわかります。
今回の一言・・・
社内でネットワークを管理する技術者もいますが、実際にネットワークの区切りを考えるとその規模を考えることや数字を変換して計算するなど正確さが求めれると感じました。
今回はここまで🤚
では、また次回。
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