こんにちは😀
今回は、ネットワークを構成する装置に関してまとめました。
ネットワークは、コンピュータやルータなど複数のシステムを接続して、通信できるようにした状態を言います。
ネットワークで用いる各装置というのは、OSI参照モデルに照らし合わせることができます。
OSI参照モデルに関して
OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルとは、コンピュータの持つべき通信機能を階層構造に分割したモデルです。
OSI参照モデルは、第1層から第7層に分けられています。
これにネットワークの機器を割り当てます。
第1層:物理層
物理的に接続するモデルに関する階層になります。
LANケーブル、NIC、リピータが該当します。
第2層:データリンク層
同一ネットワーク内で接続するモデルに関する階層になります。
パケットのMACアドレスを使って、ネットワーク内のセグメント内を中継するブリッジが該当します。
第3層:ネットワーク層
ネットワークとネットワーク間を中継するモデルに関する階層になります。
パケットのIPアドレス情報を使用して、ネットワーク間を中継するルータが該当します。
第4層:トランスポート層 第5層:セッション層 第6層:プレゼンテーション層 第7層:アプリケーション層
プロトコル変換を行うことで、トランスポート以上が異なるネットワーク同士を中継するゲートウェイが該当します。
NICに関して
コンピュータをネットワークに接続するための拡張カードがNIC(Network Interface Card)になります。
LANポートとも呼ばれるものです。
NICの役割は、データを電気信号に変換してケーブル上に流します。そして受け取ることも行います。
NICを始めとするネットワーク機器には、MACアドレスが割り当てられています。
イーサネットでは、このMACアドレスを使って各機器を識別しています。
各装置に関して
ここでは、それぞれの装置について整理します。
リピータ
物理層の中継機能を提供する装置になります。
ケーブルを流れる電気信号を増幅して、LANの総延長距離を伸ばします。
ブリッジ
データリンク層の中継機能を提供する装置になります。
セグメント間の中継役をして、流れてきたパケットのMACアドレス情報を確認し、必要であれば他方のセグメントへとパケットを流します。
ルータ
ネットワーク層の中継機能を提供する装置になります。
異なるネットワーク同士の中継役として、流れてきたパケットのIPアドレス情報を確認した後に、最適な経路へとパケットを転送します。
この最適な転送先をルーティングテーブルといいます。
ゲートウェイ
トランスポート層以上が異なるネットワーク間で、プロトコル変換による中継を提供する装置になります。
ネットワーク双方で使用しているプロトコルの差異をゲートウェイが変換し、吸収することでお互いの接続を可能とします。
今回の一言・・・
日頃使用しているネットワークも階層に別れたリレーションで通信が行われていることがわかります。
今回はここまで🤚
では、また次回。
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